self-realization

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新たな価値創出と自己実現

働く意味を新しく、
役割と可能性を広げていく

人の可能性を拡げる社会に

今後、AIやロボットなどの革新技術は多くの労働を代替し、私たちの社会は「職から弾き出される人」と「自動生産が生み出す利益を集める人」へと二分化する。そんな「超格差社会」の出現を預言する意見もあります。
コロナ禍で加速した遠隔(リモート)での働き方は「身体労働の遠隔化」や「仮想空間での働き方」にまで拡大し、一方で、これまでにない新たな職業やサービスにつながる可能性があります。人を弾き出す革新技術ではなく、人に寄り添う革新技術によって、私たちの「潜在能力発揮」の可能性を拡げる社会を作ることが重要です。

価値創出の主役は個人の手に

現実社会では経済の高度化と社会の効率化が進み、個人は組織や社会の一員として効率よく働くことが望まれています。しかし、今後の個人に求められるのは機械で代替できる生産の一部になることではなく、AIやロボットには生み出せない「創造性や文化、コミュニケーションなど生活を豊かにする価値」の創出です。特に日本では組織や社会に守られることが幸福の条件でしたが、これからは「幸福への考え方」も含めてアップデートが起こるはずです。個人が価値創出の主役になり、他者との共創や価値交換を通じて、精神的な豊かさを感じて暮らせる社会を創るべきではないでしょうか。

Content Updates

研究のアップデート

「新たな価値創出と自己実現」に向けて、MRIではKeyとなる技術や仕組みについて検討しています。

身体・空間・組織の制約から「徹底的に自由な」働き方や活動の実現

20世紀型の大量生産に即した企業と個人の関係に、大きな転換が迫っています。既に海外では非正規雇用から委託個人事業主への転換や、機械による自動化・無人化の動きが進んでいますが、一方で個人に対する社会的な保護は弱まり、日本でも格差拡大や社会分断の原因となりつつあります。
企業ベースではなく個人をベースとした社会制度への転換、仮想空間など身体や空間から自由な働き方の拡大、AIなど革新技術による個人の多様な活動への支援が始まるでしょう。従来の組織を個人と社会に貢献する形に創り変えるためにも、個人の手もとに「価値創出の源泉が移転する支援」を進めたいと思います。

生涯に渡り「成長を支える」学びを実現

技術革新のスピードは速く、訪れる人生100年時代において、人はより多くの社会変化を経験します。学校で学んだことをベースに生きる従来と異なり、個人が社会の一員として活動を続け、より多くの幸福を享受するには「生涯に渡る学び」が必要です。知識獲得型ではなく「新たな技術、共創能力、文化教養などの価値創出」の基礎をいつでもどこでも学べ、成長できる社会に。それを支える「教育の仕組みの大転換」を考えていきたいと思います。

社会格差への対応

20世紀型の大量生産社会は多くの中流層を生み出す構造でもありました。今後の新しいテクノロジー社会は、そのままでは多くの脱落を生み出す懸念もあります。経済的な理由で脱落しかねない人たちが、社会の一員としてあり続け、これまで以上に価値創出に活躍できる仕組みを考えていきます。そして新たな芸術文化、他者への手助け、地域社会の活動など、従来の貨幣経済に乗りにくかった多様な活動を支援できる「新たな市場やコミュニティを創出」することで、互助・互恵的で豊かな社会の実現を図っていきます。